サルデーニャ 🇮🇹
イタリアはローマの西、フライトで1時間程のところにある地中海にある島です。日本ではあまり知られていないようですが四国程の大きさで縦長のグルメで長寿な島です。今回、日本から行きぐるっと島を回ってきました。
行き方
フライトの場合、首都の他、Olbia、Algheroなどの空港があります。日本からの直行便はありませんから、主要空港で乗り継ぐことになります。特にシーズンはヨーロッパ各地から便が出ています。乗り継ぎに不安のある場合は、同じ航空会社でサルデーニャまで行かれると良いでしょう。例えばカリアリ(Cagriali)へはアリタリアで成田からローマ経由で行くことができます。乗り継ぎ時間も適度で比較的効率の良いルートかと思います。難点はカリアリ到着時刻が遅いことです。小さなお子様づれの場合はちょっと厳しいでしょうね。
カリアリ空港 IATA空港コード:CAG
それほど大きくはない空港ですが、それだけに深夜の到着にはホテルに入るまでの移動手段の確保が必要です。私は、宿のマスターに到着が遅くなることを伝えて、transportをお願いしておきました。到着後、人の流れについて、バッグが出てくるのを待ちます。しばらくすると、次々とバッグが出てきますが待つこと10分ほどでしょうか。そこには10人程の人たちが残っていました。と、ターンテーブルが止まるではないですか。皆さん一斉に、窓口に向かいます。皆さん深夜のLostにがっくりな様子。いきなりの洗礼です。係りの方は一人。順番に処理されることになります。一人終わり二人めになった時、?、??、何やら皆さんのヒアリングが始まりました。どうやら残って入る方は皆さんトランジットしてきたグループのようです。すると案内の方に別の場所に連れて行かれ、なんと、そこには別のターンテーブルがあるではないですか。よかった、よかった、我々の荷物もありました!!
治安
悪くないと思います。実は以前ローマでひったくりにあったことがあります。幸い大事に至りませんでしたが。でも、ここサルデーニャは基本的には安全だと思います。もちろん、どこの国にも色々な方がいらっしゃるでしょうから油断は禁物。カリアリなどの街には、ちょっとと感じる場合もあります。
時期
オンシーズンが良いかと思いますが、今回は休暇の関係でシーズンイン直前の3月下旬から4月にかけて行きました。実は意外とオススメかもしれません。カリアリから入り島を回ってカリアリに戻りました。丁度カリアリに戻った週末からオンシーズンとなりましたが、街の人多さに驚きました。二つの写真は少しアングルが異なりますが同じ通りの午後の風景です。ということでこのページの紹介の時期はオンシーズン直前になります。
現地交通手段
やはり車、レンタカーが便利でオススメです。パーキング事情はどこも悪くありませんでした。都市の中心部は有料駐車場がオススメです。レンタカーに欠かせないのはナビです。ヨーロッパ旅行の際はヨーロッパ全域がカバーされて使い慣れているTomTomを持参します。SATナビの電波が届きにくいという話も聞いていたので少し心配しましたが、概ね問題ありませんでした。ではそれでも時折反応が遅くなることがありました、特に、ランドアバウト付近が気になりました。通常はほぼリアルタイムの反応を期待してランドアバウト侵入とともに出口が地図上も更新されて行くのが期待だと思いますが、地図が止まってしまうので、あれ出口はどこだっけ? ということになります。これまで使用した国ではこういう経験はなかったので、ちょっとびっくりしましたが、出そびれても慌てずもう一周すればOKですね。携帯ナビは返却の際にUSBシガーソケットを忘れがちなので気をつけてくださいね。もう一つ、意外と便利なのは全体を把握しやすい大型Mapです。細かな道を期待するのではなく、全体や大まかな把握をするのに便利です。また、計画をたてる時も役立ちます。ということで下記が今回お世話になったアイテムです。
ガイドブック
残念ながら日本語のガイドブックはイタリアの一部として少し触れられて入る程度です。ネットである程度の情報は得られますが、やはり、ガイドブックが一つあると便利です。そこで、今回は英語のガイドブックを利用しました。サルデーニャにはたくさんの美しいビーチがあります。が、残念ながら車で行き当たりばったりでビーチを探しても看板もわかりにくく簡単にたどり着くことは難しいです。偶然買い物ついでに立ち寄った本屋さんで見つけました。そこからは、この本で寄りたいBeachにあたりをつけてからナビをセットして向かうようにしました。
カリアリの道路事情
空港から宿に向かい初めてカリアリの街に入った時、道路標識に驚きました。右折、直進、左折の片側三車線だったのですが、標識はどれもRomeと書かれています。いくらすべての道はローマに通ず と行ってもここは島ですよ。マスターによると、左はフェーリ乗り場、右は空港、、、などと教えてくれましたが、いやー流石はRome おそるべし!
カリアリの駐車場
どこの街でも街中の駐車場探しは一苦労ですよね。ナビで検索もできますが、いざ行って見ると期待とは違ったりってことありませんか。カリアリのように道の狭い旧市街は尚更です。カリアリの宿B&Bは旧市街の中にありました。宿のマスターが歩いて5分ほどの有料駐車場をすすめてくれました。24Hで€6でしたのでそこに止めることにしました。宿を予約する時は通常無料駐車場のある宿を選びますが、このロケーションでは仕方ないです。この屋内駐車場は歩いで出る際は自由に出られるのですが入る際はチケットに書かれているパスコードの入力が必要です。しかも、ドアがかなり頑丈にできていてせっかくパスコードを入れてもちょっと押した程度では開きません。タックリ気味に強く押してやっとドアが開きます。ふう。実は宿と駐車場の間に路上の無料駐車場がありました。朝下見に行った時はここでもいいかもと思っていたのですが、昼間は結構混んでいます。しかも、空いたスペースには背の高いおにーさんたちが場所取りをしています。そこに駐車する際はおにーさんの誘導に従って入れることになります。これ無料じゃないですよね。不慣れな旅行者には厳しそうです。ちなみに、おにーさんたちもシエスタはお休みされますので、チャレンジャーの方はシエスタが狙いかもしれませんね。というわけで、宿のマスターは有料駐車場をすすめたのでしょう。この駐車場は街に近くカリアリに立ち寄る際も便利だと思います。
カリアリには、島を回った後に戻って来ました。その時は街の中心から少し離れた場所にホテルをとりましたがその周辺は普通に路駐ができました。
カリアリ〜タロス遺跡〜オリスターノ〜ヌオロ
今日はいよいよ移動の日です。タロス遺跡とヌラーゲの観光をしながら途中オリスターノでお昼、夕方前にヌオロのB&Bの予定です。
タロス遺跡
フェニキア人が作った街の遺跡です。ここは有料ですので途中でチケットを購入する必要がありますが、ちょっと分りにくいです。それと気付かず先に進むと声をかけられました。”家族はこっちで待ってるよ” おっ、チケットオフィスがあるじゃないですか。なんでも先に行った家族は中の売店で早速お土産を物色しているとのこと。まだ、見学していないのに。そんなこんなで、チケット売り場のおじさんとしばしお話。なんでも東京に知り合いのやっているサルデーニャ料理のレストランがあるとか、帰りは近くのボッタルガのレストランに寄るといいよとか。
ボッタルガ
タロス遺跡からの帰り道にせっかくなのでボッタルガのお店 Ittiturismo Sa Pischera e Mar e Pontis に寄ってみました。タロス遺跡で教えてくれたおじさんによるとここは品質が良いそうです。値段も良心的でした。川の橋の手前に大きな看板があるからすぐわかるよとのことでした。タロス遺跡に向かった際に橋を渡ったのは覚えていましたので、そろそろだなと思い皆で看板を探しますが、案の定、橋を渡ってから看板に気がつきました。気が付いてみれば確かに大きな看板です。Ittiturismoなのですね。
昼には少し早く、レストランはまだ準備中でしたが、ボッタルガを買いたいと行ったら開けてくれました。確かにここのは良かったのですが、欠点は保存方法。数時間は持つけど基本は要冷蔵とのことでした。テーブルにはワイングラスがずらり。ダメ元でランチ食べられると聞いたら何とも今日は予約で一杯とのことでした。タロス遺跡に来ていたバス団体でしょうか。残念。
オリスターノ
小さな街です。ここへはロンドンのイタリア料理教室の先生に教えていただいたレストランでお昼を食べるのが目的です。予定より少し遅れて1時頃に到着。ナビ様の言う通りパーキングへ。地下駐車場でしたが入場時刻は13:00ジャスト。ラッキー‼︎ 13時からのシエスタタイムは無料なのです。お目当のレストランに行くと、あれ、閉まってる。ガラスに書かれている時間を見ると今日土曜日のお昼は12:30-13:00の30分と書かれています。みじか〜。仕方なく、営業時間を写真におさめると中からおねーさんがにっこりとサムズアップしてくれました。何だかな〜。仕方なく、他を当たることに。でも、どこもシエスタに入っています。街の中心あたりに一軒だけ空いているPizzeriaがあります。いかにも街の食堂って感じです。まあ、いいかってことになり店内へ。
パラウ Palau
今日はエメラルド海岸を特にあてもなく回ってみることにしました。いくつかのビーチをめぐりPalauの港町にたどり着きました。実はこのあたりの港かららマッダレーナ島に行かれることを期待して。事前にネットで調べたのですがオプショナルのツアーなどはありますが島に渡るだけのフェリーを見つけられなかったのです。一旦車を駐車場に入れ近くの海で家族が遊んで入る間にいざ探検。まずは、港のSTAZIONE MARITTIMAへ。中に入るとチケット売り場が並んでいます。正面のDELCOMARがPALAU-LA MADDALENA間を片道わずか15分、一時間おきに運行していました。あとでわかりましたが、このサイトはイタリア語のみということもありうまくサーチでたどりつけなかったようです。ヨーロッパには各社のフェリーを一括して比較予約できるサイトがいくつもありますので埋もれてしまうのでしょうね。むしろそちらを利用して予約するのも良いかと思います。今回我々は自由な予定を組みたかったので予約はしませんでしたが、シーズンは混むでしょうから予約が良いかもしれませんね。
ところで、Palauの港も綺麗なところでした。フェリーの待ち時間に桟橋を散歩するのおすすめです。
ラマッダレーナ島
いよいよ乗船です。プリ地中海クルーズを楽しむと到着です。ちょうどお昼前でしたので、シエスタに入る前にランチを済ませるべくレストランを探しながら街散策をします。歩いて10分ほどのヨットハーバーの近くに来てみました。レストランはどこもそれほど混んではいません。その中でバカにすいているお店があるななとのぞいて見ると中からマスターがおいでと声をかけて来ました。この街もフレンドリーなところです。レストラン兼ワインバーのようです。ここでいいかと店内に入ると中はワインボトルがたくさん並んでいます。いつも通り生ハムとチーズのプラッターをお願いしましたが、ここのもボリューム満点でした。魚介の前菜とパスタも美味しかったです。帰りにお兄さんにどのあたりの景色の良いおすすめあるって聞いてみると、隣のカプレーラ島Capreraからみるラマッダレーナ島 とのことでした。車で行かれるよ とのことでした。
美味しいランチを終え、島を回ってみることに。SP91に沿って島半周ほどのコースです。途中いくつかのビーチを巡りながら道路沿いに車も置けそうなところを発見。車を置いてしばらくビーチSpiaggia di Spalmatoreで遊びました。
SP91中心に島を回り港付近まで戻り、まだ時間に余裕があったのでカプレーラ島にもよってみることに。行き先を島の適当なところにセットししばらく進むとありました、橋です。橋にかかると標識は時速30キロに。やっとすれ違える程の狭い橋です。
ラマッダレーナやカプレーラでは、PIAGGIOのオート三輪を度々見かけました。狭い道が多いので便利なのでしょうね。