サンセバスチャン

サンセバスチャン San Sebastián 🇪🇸

スペイン北部、バスク地方にある美食の街です。スペイン語ではサンセバスチャン、現地のバスク語ではドノスティア Donostiaと言います。ビルバオから車で2時間ほど東に移動したところにあります。イースターにビルバオ経由サンセバスチャン往復のスタンダードな行程を回りました。

アクセス

飛行機でビルバオに入り、その後サンセバスチャンに移動となります。レンタカーにするかだいぶ迷いました。というのも今回の旅の目的はバル巡りですので、お酒が飲めないのは意味がないどころか地獄です。ということでビルバオーサンセバスチャン間の移動はバスに決定!!念のためバスは事前予約をしておきました。実はこの旅行は予定が決まらず予約が1ヶ月程前になってしまいました。他の候補地はロンドンからのフライトは満席状態でしたが、ここビルバオへはまだフライトをおさえることができました。

行程

仕事の関係からフライトは午後便でビルバオ空港には18:55着となります。そこで、初日はビルバオに一泊し、翌日にサンセバスチャンに移動、三泊し最終日は19:40発のフライトに合わせてサンセバスチャンから空港まで再びバス移動することにしました。

ガイドブック

ビルバオとサンセバスチャンを網羅したポケットガイドブックを使いました。バル情報もあり念のため一冊カバンにしのばせるには小さくて便利でした。

ビルバオ BILBAO

ビルバオ空港(IATA BIO)に到着するとBILBAOの文字が目に入ってきます。

BILBAO Air port

空港からタクシーで今日の宿へ。到着が遅いのでバル巡りに便利な旧市街のホテルPetit Palace Arana Bilbaoを選びました。宿の前まで来ると人がごった返しています。何かやっているようです。飛行機の中で子供が昨日学校でイースタにはとんがり帽カピロテの行進が見られると聞いたそうです。まさに、そのようです。ホテルの部屋から良く見ることができました。とてもLuckyです。ホテル到着後早速バル巡りに出る予定でしたがせっかくなので部屋から鑑賞。

 

Bilbaoの旧市街

翌日お昼はいよバル巡りです。ヌエバ広場 Plaza Nueva には何軒ものバルが並んでいますので効率よく巡れそうです。まずはこの広場のお店を順番に見て行きます。大抵のお店は外から覗くとカウンターに美味しそうなピンチョスが並んでいます。初心者ですので、そう混んでもなくそれでいて美味しそうなお店から挑戦して見ます。ロンドンにあるピンチョスのお店で一度練習をして見ましたがやはり本場は量、質、値段とどれも違います😃。特に、美味しい魚介類が豊富なのは日本人には嬉しいですよね。

Plaza Nueva
カウンターに並ぶピンチョス

何軒か巡った後に子供達が気になっていた生ハムのお店に寄りました。ここは、生ハム一本勝負のお店 JAM TOKIです。とても美味しくて、広場を何周かする間に2回食べました。

美味しい生ハム

 

バス移動

往復ともALSAのバスをネットで予約しておきました。予約には搭乗者の名前とパスポート番号が必要です。座席番号など予約後内容を記載したファイルがメールで届きますので印刷していけば登場時には運転手さんが確認するだけでチケットレスです。

ビルバオ、サンセバスチャンともにバスターミナルがあり各地へ向かうターミナルとなっています。ビルバオのバスターミナルはトラムのSan Manes駅のそばにあります。ターミナルは中央にチケット売り場やちょっとした売店がある程度でその周りをバス乗り場が囲んでいます。近くにBILBAOのサッカースタジアムがありますので待ち時間にちょっと外から様子を見てはいかがでしょうか。これ以外は大したお店もありませんでした。

ビルバオのバスターミナル
Bilbao Bus Station
Bilbao stadium

 

サンセバスチャンのバスターミナルは綺麗でした。それもそのはず、つい一ヶ月ほど前にリニューアルしていました。地下にあるのですが、トイレやロッカーにちょっとしたレストランもあります。帰りはチェックアウト後、荷物をロッカーに入れて出発時間までバル巡りを楽しみました。バスターミナルはわかりやすく番号が表示されています。電光掲示板で自分のバスがどこから出るのか確かめましょう。

ちなみにですが、宿を選ぶ際は、バスターミナルからの距離も考慮すると良いかと思います。基本的には歩きになりますが、偶然にも10分ほどでそう遠くはありませんでしたが、場所によってはタクシーになるかもしれません。

サンセバスチャンのバスターミナル

宿

サンセバスチャンでは恒例のアパートメントにしました。旧市街にほど近いですしバスや鉄道の駅と旧市街の間にありロケーションが良いです。Apartamentos Okendo ここは事前カード清算、KeyBox方式で基本的には誰とも会うことはありません。短期の場合はこういうところが時間が稼げるのでオススメです。部屋はモダンな感じで、キッチンも十分でした。

旧市街 バル

さていよいよバル巡りです。旧市街はバルがたくさん並んでいますが自分で食べられる量は限られますので、行きたいお店とメニューは事前に調べておくことをオススメします。人気のあるバルは人がごった返している場合もあり、ゆっくりと選べないこともありますのでお目当てのピンチョスを探すのに一苦労だったりもします。基本的には店に入ったらピンチョスが並ぶカウンタ前の空間を確保してチャコリをお願いします。チャコリが出てくるまでの間に食べたいものを決めてチャコリを受け取る際にOrderするのが効率的です。Orderや清算方法はお店によって色々でした。バルを巡る際は、チャコリ一杯にピンチョス一品程度で次のお店に向かいます。もちろんたいていのお店はバル用のテーブル席もありますのでメニューによっては長居をして色々なピンチョスを試したり、パエリアなどの料理をいただくのも良いです。レストランを併設しているお店もあり、この場合はバルとレストランのテーブル分けていますのでバルのみの場合は注意をしましょう。まずは、気になるお店のチャコリとお目当てのピンチョスをトライして本当に気に入ったお店は再び訪れるというのも良いでしょう。実際、良かったお店は二日目以降に複数回行きました。ネットで評判のお店でも実際はイマイチだったり混みすぎて身動きが取れないこともありました。とても混んでいるお店では、英語ではちょっと不利です。もちろんたいていのお店は英語でなんとかなりましたけどね。昼や夜のピークの時間を避けることができればその方が良いかもしれません。

La Vina

絶品チーズケーキ La Vina

チーズケーキが絶品のお店です。生ハムもたくさん吊るしてあります。もちろん生ハムも美味しかったです。チーズケーキはその日の分がなくなり次第終了ですので、ランチなど早めに行くのが良いと思います。お持ち帰りしている方もいました。結局、滞在中毎日通いました。最終日は、開店直後の10:30に行きましたが、あっ また来たな ってな感じでした。

Bar Nestor

Tボーンステーキが好評のお店です。とても混んでいますが、順番を待ってカウンターに座ります。ここは基本ピンチョスが並んでいる訳ではなく、一品毎に注文をします。ステーキはお願いして料理の順番が来ると大きなお肉を2枚ほど持って来てどちらが良いか選ばされます。大きいのでとても一人では食べきれませんね。隣の先客のアメリカから一人旅の方がトマトとチャコリで楽しんでいました。トマトが美味しいわよ と言われたので、注文してみることに。トマトにオリーブオイル、ソルトがかかったシンプルな料理ですが、これが絶品でした。それ以来自宅で食べていますが、なかなかあの味を再現することができません。シンプルだけに難しいのでしょうね。

La Cuchara de San Telmo

子牛の頰肉の赤ワイン煮の美味しいお店です。ここもピンチョスは並んでおらずOrder形式でボードに書かれているメニューを見て注文します。ここはとにかく混んでいます。開店前30分には2箇所の入り口に列ができますが、まずはボードに近く注文しやすい入り口に列ができます。下の開店前の写真の入り口の列は比較的列は短めです。でも開店後は列など関係なく店内ごった返します。お目当ての頰肉はcarrilera de ternera al vinotintoですが英語ではcalf cheeks in red wine 英語で注文した気がしますがよく覚えていません。受け取り後は、多くの方は店外で食べていました。美味しいですができればもう少し空いている時間に行きたいですね。

Before open
After open

 

観光

基本的にバル巡りが目的ですので昼夜巡りますが、きちんと動かないと食べられませんし成長期になって大変なことになってしまいます。午前中ランチまでとランチ後の夕食までは体を動かすようにし、近くの小高い山に登ったりビーチを散歩したりしました。バスク語でMotako gazteluaのモタ城は意外ときつい坂道ですがここからの眺めは最高でした。旧市街の近くからラ・コンチャ湾に沿ってビーチが1キロほど続いています。バルがひしめく旧市街は屋根が赤くこの狭いエリアを巡っているのだな〜 というのがよく分かります。

ラ・コンチャ湾のビーチ
赤い屋根の旧市街を望む

3月下旬でしたが天気の日は結構暑く、水着で泳ぐ人たちもいました。砂浜やビーチに面した遊歩道を端から端まで往復します。素足で海に浸かりながら歩いても気持ちが良いです。

ビーチには引き潮の間SandArtを描いている人たちがいます。遊歩道からみるととても上手に描かれています。白い布が置いてあり、そこにめがけてChipを投げるんですね。

散歩ついでにいくつかのお店やスーパーに立ち寄りました。生ハムも何度か調達しましたが、結局SOLBESというお店に行き着きました。何店舗かあるようですが利用したのはこちらです。ここは対面で好きな生ハムを注文するとスライスして真空パックに詰めてもらえます。お土産には大変便利です。